小児歯科、歯科、妊婦の歯科診療、予防、訪問診療、歯科口腔外科

歯科口腔外科

Dental Surgery

口腔領域の病気の診断、軟組織の小手術や外傷等、
入院を必要としないような小手術を当院では行っています。まずはご相談ください。

抜歯および歯周疾患の外科手術

親知らずが生えてきて歯茎がズキズキしたり腫れたりしていませんか？
次のような症状が気になる方は、まずはご相談ください。

● 親知らずが少しだけ見えてそれ以上生えてこない

親知らずが斜めになっていたり、横に倒れている場合はきちんと生え切らず、そのまま放置すると虫歯になったり、部分的にかぶっている歯茎をブラッシングで傷つけたりして、歯周病を起こす原因となります。

● 親知らずが手前の歯を強く押していて歯並びに影響を与えている

親知らずが手前の歯を強い力で押して、歯並びが悪くなってしまうことがあります。

● 親知らずがかみ合わずに歯ぐきや頬の粘膜を傷つけて痛い

親知らずはかみ合わなければどんどん延びていきます。そうすると向かいの歯ぐきや頬の粘膜を噛むようになり、痛みを引き起こします。また顎関節症を起こす原因にもなりえます。

● 親知らずやその前の歯が虫歯や歯周病になっている

親知らずは歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病になりやすい歯です。また、その前の歯が虫歯になっている場合は、その前の歯を残すためにも親知らずを抜くことをおすすめします。
また、歯を支えている顎の骨や歯ぐきの手術（歯周外科等）も行っていますので、歯周病治療を繰り返しても、治療で治りきらずお悩みの方はご相談ください。

歯の外傷および軟組織の外傷手術

運動中の事故や転倒で歯が欠けたり、折れたり、または、唇や口腔内を切ってしまった場合、できるだけ早く受診してください。欠けたり折れたりしてしまった歯はお持ちください。
また、スポーツ外傷を防ぐためのマウスピースの作製も推奨されていますので、ご相談ください。

口内炎

歯ぐきや唇にできてしまった口内炎は放置しておくと、だんだん大きくなったり深くえぐれてしまったりすることがありますよね。できるだけ早期に治すことが一番なのですが、ひどくなってしまった場合はレーザー治療で痛みを軽減することもできますし、口内炎用のお薬を処方いたします。
また、口内炎とご自身で判断していたのが、実は口腔癌の初期症状ということもありますので、受診することをお勧めします。

小帯の異常

小帯とは

頬や唇の内側の粘膜や舌と歯ぐきとの間を縦に走る、細いひだのような部分のことです。それぞれの部位ごとに上唇小帯（じょうしんしょうたい）、下唇小帯（かしんしょうたい）、頬小帯（きょうしょうたい）、舌小帯（ぜつしょうたい）等と呼ばれます。
特に「すきっ歯」や「舌足らず」という言葉を耳にすることあると思いますが、これは「上唇小帯付着異常」と「舌小帯短縮症」が原因となることが多いです。

● 上唇小帯付着異常について

上唇小帯は上唇の中央から歯茎に伸びる筋のことです。
生後１歳未満までは、歯の近くに付着していますが、年齢を重ねるにつれ上あごが発育するため、その付着部位が少しずつ上方に移動していきます。
ところが、その付着部位が上方に移動せず、しかも太い場合は、永久歯の真ん中が閉じることができずに離れた状態になることがあります。これがいわゆる「すきっ歯」です。また唇の動きが悪かったり、小帯が邪魔してブラッシングがしにくかったりして虫歯の原因にもなります。
細ければ自然に切れることもありますし、成長とともに自然に治る場合もあります。
軽度のものであれば、経過観察でいいと思うのですが、これが原因で永久歯の間が離れるような状態の場合は切除したほうがいいでしょう。
小帯の切除はそれほど難しい手術ではありませんが、麻酔をしての処置になりますので、小さなお子さんにとっては大変なことですよね。手術は切除して縫う方法であれば10～20分ぐらいです。レーザーを使っての処置だともっと短時間で終わりますし、縫うこともしない場合、ストレスが少なくてすみます。
しかし、治療中に動いたり暴れたりすると適切な処置ができませんので、5、6歳になってから、また永久歯に生え換わる頃のほうがいいのではないかと思います。

● 舌小帯短縮症について

舌の裏側にあるヒダ（スジ）のことを舌小帯といいます。このヒダが生まれつき短かったり、舌の先端にくっついていたりする状態を舌小帯短縮症といいます。舌を前に突き出すと、舌の先端にくびれができ、ハート型の舌になります。舌小帯の状態にもよりますが、赤ちゃんの哺乳機能や成長段階の摂食、発音（サ行、タ行、ラ行の発音がうまくできない）、歯並び等に影響が生じることがあります。
歯科健診などで小帯異常とお話をされたり、言葉の発音、滑舌、また、英語の発音がうまくできないなどでお悩みの方は一度歯科医にご相談ください。

顎関節症、顎関節脱臼の治療

「あごが鳴る」「口が大きく開かない」「あごが痛む」など顎関節症（がくかんせつしょう）にお悩みの方はご相談ください。
また、「あごが外れた」状態を顎関節脱臼と呼びます。
急にあごが外れて焦ってしまうと思いますが、無理に自分で治そうとせず、まずは受診してください。受診希望のお電話もしづらいと思いますので、代わりにお電話できる方がいらっしゃらない場合は、そのままお越しください。

口腔乾燥症などの口腔内疾患

「口の中が乾く」「口臭が気になる」など、お口の中や周りなどで気になることがありましたらご相談ください。

歯根端切除術

何か月も根の治療をしているがなかなか治らない、この治療はいつまで続くのだろうと不安になる方も多いのではないでしょうか。当院では、歯の根の治りにくい病気を外科的に治療する「歯根端切除術」も行っています。また、この手術はマイクロスコープ（歯科用顕微鏡）使用が保険適用となっています。マイクロスコープを使用することで、より精密な外科治療が可能になり、成功率も高くなっています。
現在の状態が適応症かどうか、まずはご相談ください。
注：現在、マイクロスコープの保険適用はごく一部となっています。他の治療での使用は保険適用外（自費）となります。

診療時間／9:00～12:30、14:00～18:00

休診日／毎週木曜･日曜･祝日