妊婦の歯科診療
Oral Care during Pregnancy
妊婦歯科検診はお母さんと産まれてくる赤ちゃんの大切な歯の記録の第一歩です。
それは実はお母さんの口腔内ケアをすることなのです。虫歯菌は周囲の大人から唾液を通して感染することがわかっています。したがって一番身近なお母さんから感染するケースが多いため、お母さんのお口の中の虫歯菌をできる限り減らしておくことが大事です。赤ちゃんの歯の生えはじめる生後6ヶ月までには、治療を終えておくことをお勧めします。
1. 治療
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治療歯科治療においての麻酔は、局所麻酔なので、おなかの赤ちゃんには影響いたしません。ご安心下さい。ただ、できるだけ安定期(妊娠5~9ヶ月ごろ)に行うことをお勧めしています。やむを得ずレントゲンを撮る場合でも、ご心配は無用です。歯はお腹から離れており、防護エプロンもしていただきますので、おなかの赤ちゃんへの影響はないとみなして良いレベルとわかっています。当院のレントゲンはデジタル方式ですのでその影響はさらに10分の1程度です。
2. クリーニング
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クリーニング歯周病は、子宮を収縮させて早産や低体重児出産のリスクを高めることがわかっています。
お口のクリーニングは歯周病だけでなく虫歯も予防する効果があります。つわりがなければいつでも可能です。妊娠後期になってもできますので、お気軽にご相談下さいね。
3. ご自身での口腔ケア
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ご自身での口腔ケアまず正しい歯磨きの方法で丁寧にケアをして下さい。当院で力を入れているのが歯磨き指導です。出産されると赤ちゃんの世話でなかなか歯科医院に足を運べなくなります。さらに、母乳を与えることにより栄養が不足がちになります。そうすると、歯の栄養も足りなくなり、虫歯になりやすくなります。どうかそれまでに正しい歯磨きの仕方をマスターして下さい。
つわりの時は、歯磨きもつらいですね。そのような時は、刺激の少ないうがい薬でうがいをするだけでも口腔内の状態が良くなります。
歯科医院で治療とクリーニングをするだけなく、ご自身の歯磨きでそれを出産後も維持することが最も大事なことなのです。
妊婦の歯科診療への取り組み1
妊娠時期の生まれてくる赤ちゃんの歯のための栄養指導赤ちゃんの乳歯の元は妊娠6週からでき始めています。妊娠後期には永久歯の硬化も始まります。赤ちゃんに丈夫で強い歯をプレゼントしましょう。
そのためには、お腹にいるときからの栄養が大切です。
当院では、妊婦、赤ちゃんのための栄養指導を行っております。
妊婦の歯科診療への取り組み2
唾液検査の推進(唾液検査は保険外です)妊娠中の方は、妊娠性歯周炎と呼ばれる歯周病になりやすい身体です。さらに、生まれてくる赤ちゃんの口腔内に虫歯菌を唾液感染させないように妊娠中からお母さんの口腔内の虫歯菌を減らすことも大切です。唾液感染とはお母さんと赤ちゃんが同じスプーン、フォーク、箸を使うことによるものです。
当院では、唾液をとるだけで歯周病の原因となる菌の検査ができます。また、虫歯菌の数を調べ、虫歯になりやすいかどうかを調べる検査も、同じく唾液を採取させていただくだけで受けることができます。いずれも有料ですが、検査をされた方には、虫歯の発生に大きく関係している菌、虫歯の増大に大きく影響している菌等の数を測定し、虫歯のなりやすさを詳しくわかりやすい検査報告書にてお渡しします。また生活習慣改善後、再び検査をし、菌が減っているかどうかのチェックもできます。
こんなに歯磨きをしているのに、虫歯がどうしてできるのだろうと思っている方、詳しい検査を受けてみませんか?
むし歯予測テスト
¥3,000~
歯周病菌検査
¥13,000~
※当院では予約診療となりますので、予めお電話にてご予約ください。
一般的な受診
受付
受付にて保険証(再診の方は診察券も)を提出し、問診票に記入していただきます。
妊婦歯科健診
受付
受付にて保険証(再診に方は診察券も)と高松市が発行している妊婦歯科健康診査受診票を提出し、問診票に記入してください。
検査・診断
お口の中のレントゲン撮影を行い、見えない部分の歯の状況などを確認し、診断をしていきます。
検査・診断
無料健診内容:歯周病やむし歯の検査、咬み合わせのチェック。歯石除去などは含まれません。
治療
痛みがある部分の応急処置から始め、歯の状況によっては何度かご来院いただき治療を進めます。
ブラッシング指導
歯周病再発防止のために、歯科衛生士による正しいブラッシングの指導を行います。
治療終了
治療終了です。お疲れ様でした。
治療終了です。
お疲れ様でした。
健診終了
治療終了です。お疲れ様でした。
治療終了です。
お疲れ様でした。