シニアの治療
Oral Care for Seniors
今までの高度成長期を支えてくださりありがとうございました。
これからの第二の人生をより楽しむためにも、自分の歯を大切にしてみませんか。
今まで高度成長期を支えて下さり、一心不乱に働き続けてこられましたね。ですが、仕事に熱中するあまり歯科医院にも行けずじまいで退職をされ、やっと通院できるようになった時には重度の歯周病に陥っている方が多いのが現実です。これからの第二の人生を楽しく過ごすためには“歯が大事、食べる楽しみいつまでも”というスローガンのもと、治療からケアまで、私どもが微力ながらお手伝いさせていただきます。
シニア世代の方は高齢化に伴い、糖尿病、心臓病など持病のある方や骨粗しょう症、高血圧など何らかの身体異常の症状のある方が多いので、そういった身体の様子をまず確認してから治療に入っていきます。今現在お薬を飲まれている方は、必ずお薬手帳をご持参下さい。服用されている薬によっては、すぐに治療に入れない場合もありますのでご了承下さい。
計画を作成するためには資料が必要です。そのためにX線撮影等必要な検査を行います。また、当院では摂食や嚥下等に関わるお口の機能検査も行っております。「最近むせやすくなった」「食べこぼしが気になる」「滑舌が悪くなった」「奥歯でしっかり咬めない」などの自覚症状がある方におすすめしております。
まず現在のお口の状態を知っていただく。それが治療への大きな一歩になります。
今現在よりも、より快適に食事がとれること、またそれをできる限り永く維持できることを目指します。
虫歯治療と歯周病治療、そして咬み合わせ等、お口の環境改善を並行して進めていくことになります。
当院では、できる限り抜歯をせず最善の治療を尽くして、一本でも多く、そして一年でも永くご自身の歯を使い続けるためはどうしたら良いかということを提案しております。しかし患者さんによっては、やむを得ず保存不可能と判断して抜歯となるケースもあります。抜歯をした後どうなるのか、とても不安なことでしょう。残っている歯の状態によって状況は変わってきますが、そのまま放っておくことは、さらにお口の中の状態が悪くなることが多いということです。
不安なことがございましたらご相談下さい。
歯を失うことによって咀嚼の能率が下がり、今までのように食事ができなくなったり、咬み合わせが不安定になったりします。それを補うため義歯、いわゆる入れ歯が必要となります。取り外し式の入れ歯は、「手入れに手間がかかる」、「あまり咬めない」と嫌がられることが難点ですが、必要となる入れ歯はぜひ入れることをお勧めします。
どうしてもご自身に合わない、入れるのが無理という方も、より違和感の少ない入れ歯などを提案させていただきますので、どうか噛むことをあきらめずにご相談ください。
入れ歯(義歯)についてもっと詳しく
お年寄りの平均寿命は世界一といわれている我が国です。死亡の原因は肺炎が第1位です。その中で誤嚥性肺炎が約60%以上を占めるというデータもあります。そしてその原因菌は当然ながらお口の中のバイ菌で主に歯周病菌です。最近ではオーラルケア(口腔ケア)という言葉がよく聞かれます。わかりやすく言えばお口の清掃のことです。ご本人がどんなに頑張っても100%きれいにすることは絶対不可能と言われています。
そのためにオーラルケア(口腔ケア)を専門にする歯科衛生士がいます。最低でも3~4ヶ月に1度は専門職によるケア、治療後の健康状態の維持管理、すなわちメンテナンスを行うことをおすすめします。専門用語でPMTC(プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング・歯科衛生士による道具を使っての歯の清掃)と言います。予防としてのPMTCは非常に大事なことです。
定期健診についてもっと詳しく
※当院では予約診療となりますので、予めお電話にてご予約ください。
受付
受付にて保険証(再診の方は診察券も)を提出し、問診票に記入していただきます。
レントゲン撮影
お口の中のレントゲン撮影を行い、見えない部分の歯の状況などを確認します。
歯周ポケット検査
歯周病の検査を行います。
治療
痛みがある部分の応急処置から始め、歯の状況によっては何度かご来院いただき治療を進めます。
入れ歯(義歯)の作成
抜かざるを得ない歯があった場合は抜歯し、患者さんのお口の状況にあった義歯・入れ歯をお作りします。ご要望によってはインプラント治療も行います。
ブラッシング指導
歯周病再発防止のために、歯科衛生士による正しいブラッシングの指導を行います。
歯周病治療
歯石を取り、必要であれば歯周病の治療を行います。
治療終了
治療終了です。お疲れ様でした。